
ワイヤーカット引き受けます
加工機2台と小規模ながら、最新の設備を導入することで、高精度・短納期を実現しています。 もちろん、他社には負けない加工費です。
ご要望に対し小回りがきくのも、小規模だからこそのメリットです。

貴社の外部工場代わりに
プレス型・プラ型を問わず、金型の加工には熟練しておりますので、貴社の外注先として、安心してご依頼いただけます。

部品加工も得意です
各種物性試験片・医療器具・インボリュートギヤなど、専門性を要求される分野も広く手がけ、 経験と技術を蓄積していますので、ぜひご相談下さい。

まずはお見積を
どんな案件でも、数量・地域・業種を問わず請け負います。工場は関西ですが、宅配便等を利用し、全国のお客様からご依頼いただいております。
加工費の見当がつけにくいと言われるワイヤーカットですから、とりあえずお見積だけでも結構です。まずは、お問い合わせ下さい。
精度・面粗度

- 寸法精度:±0.002mm
- ピッチ精度:±0.002mm
- 面粗度:Rz2.0μm/Ra0.28μm
- ※上記は最良の条件の場合です。精度・面粗度は、加工物の大きさや形状・材質で変動します。
- 荒加工(1stCut)の場合は、精度:±0.01前後・面粗度:Rz20μm前後となります。
- 精度維持のため、工場内の温度変動を±2℃以内に抑えています。

加工可能な材質
- 通電さえすれば、どんなに硬いものでも加工可能です。
- ダイス鋼・ハイス・超硬などの難削材・超難削材
- チタン・ニッケル・モリブデン・ベリリウムなどの特殊金属
- インコネル・ハステロイなどの耐熱合金・特殊合金
- アルミ・銅・真鍮も大歓迎です
- その他、導電性素材など電気の通るもの全般
加工可能最大寸法

- 最大加工範囲=600×400(mm)
- 板厚は300(mm)まで
- 加工槽寸法=1050×820×305(X,Y,Z)
- 加工可能な寸法は、加工物の形状や加工内容で変わりますので、お問い合わせ下さい。
- →設備の詳細はこちら
加工可能最小寸法

- 最小加工溝幅:0.12mm
- 最小加工R:0.055R
- 上記は、Φ0.1ワイヤーを使用した場合です。
- 常備ワイヤー線径= Φ0.1 ・ Φ0.2 ・ Φ0.25
- ワイヤー径が細いほど、加工溝幅や加工Rは小さくできますが、加工速度が落ちるため、加工費は高くなります。
- 厚さが非常に薄い材料も、両面を捨板で挟めば加工可能です。
- →設備の詳細はこちら
テーパー加工

- パンチ/ダイ両取や2段テーパーなど、テーパー装置を利用した各種加工も、もちろん可能です。
- 加工可能な最大テーパー角は、材料の厚みや形状などで大きく変化するため、加工の可・不可に関しては、個別にお問い合わせ下さい。
- 上下異形状は、高度なソフトを導入しておりますので、複雑な形状でもほとんど加工可能です。
- 中子が抜けない形状(途中でテーパーが逆転している等)の場合は、何度かに分けて加工しますので、接続部分に縦筋が残ることがあります。

できない加工
- 電気が通らない材料は、硬さに関係なく全く加工できません。
- 金属でも、通電しない表面処理が施されたもの(アルマイト・ホーロー・フッ素加工など)は加工できません。この場合、表面の一部を削れば加工できることもあります。
- 焼入れで表面が変質したものや、いわゆる黒皮が厚いものなどは、表面を削らないと加工できません。
- 加工液として水を利用しているため、水に濡らせないものは加工できません。
- 溶接跡などで「す」の入った部分や、材料中に不純物が多い場合・結晶の粒子が非常に不ぞろいな場合など、放電が安定せず、事実上加工不能な場合があります。
- キリやレーザー加工のように、穴自体を開ける加工は不可能です。材料の端面から切り始めるか、あらかじめ開けた貫通穴(スタート穴)からしか加工できません。
- ワイヤーを通す必要があるので、底付加工はできません。

納期
- 短納期には積極的に対応いたします。即日納品もよくあります。
- 機械の台数が2台と限られていますので、どうしても対応できない場合はご容赦下さい。
- 加工速度の速い最新型機を導入すると共に、各処理の高速化に努め、納期の短縮を図っています。
- まずは、ご相談下さい。→メールアドレス・電話番号
加工実績

- 各種プレス金型・各種プラ型・金型部品
- プレス型改造(切刃部の破損・ダレの入れ子修正)
- インボリュートギア・異形ギアなど
- スプライン・セレーション・キー溝など
- 引き抜き/押し出しダイス・転造ダイスの形状加工
- 測定ゲージ・検査ゲージなど各種ゲージ
- 再研磨ライナーなど各種シム・ライナー
- 引っ張り試験片等、各種物性試験片
- 各種医療器具
- 食品加工機器
- 建築金物・土木機械部品
- 電気接点部品
- 溶接用パイプの接合部形状
- その他さまざまな加工物を納めてまいりましたが、その大半が、技術的に秘匿性を要求されるため、実例写真の掲載を控えております。ご了承下さい。
加工による影響
- ワイヤー加工により、表面が変質しますが、変質層の厚さは10ミクロン前後で、切削性に影響はありません。
- 加工による熱も、深さ10ミクロン前後しか伝わらないため、加工時の熱による影響が許されない物性試験などに向いています。
- 表面に残る変質層は、仕上加工によって更に少なくできます。完全に除去する必要がある場合には、ワイヤー加工後に表面を研磨するか、ブラスト処理等を施せば問題はありません。
- 水に漬けて加工するため、サビが許されない場合は、事前にご相談下さい。
- アルミ・銅などの非鉄金属の場合、表面が変色することがあります。
歪み・変形
- 原理的に非接触加工のため、材料に力がかかって変形することはありません。
- 加工時に発生する熱は、1/10000秒以内という極短時間のため、熱変形もありません。(微細レベルは別です)
- 「ワイヤー加工で歪んだ」というのは、材料の内部応力解放による歪みです。
- 残留応力が大きい場合には、ミリ単位で変形したり、材料自体が割れてしまうこともあります。
- ワイヤー加工自体が原因で歪むのではないため、ワイヤーの段階で対処するのには限界があります。
- 残留応力を減らすために、焼入材では、適切な焼き戻しが必須です。
- 材料取りのやり方などによっても、応力変形は減らせますので、事前にご相談いただくほうが確実です。